HIDEUP Blog 須江一樹

@だてまき丸さんでマゴチ釣り!乗合船でマゴチを釣るためのポイント

2022-06-05 09:39:29

休みの日くらい操船抜きで釣りしたい!って気分の日があります。でもマゴチ釣りたいんだよなーとか、マゴチで試したいことがあるんだよなーって時にいく恵比寿橋だてまき丸さん。

 

基本年中無休で予約なしでも乗れるスタイルなので、思い立ったが吉日な行動スタイルの僕には非常に助かる釣り船屋さんです。もちろんその道30年以上の船長歴を誇る宮地船長の腕は抜群です。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2022/06/05

今年は今の所2釣行。なかなかブログ書けずでかなり期間が空いてしまっていますが、一回は4月上旬で、2回目は4月下旬に訪れています。上の写真2枚は4月上旬のものです。

 

詳しいエリアは書けませんが、だてまき丸さんのメインは神奈川側のポイント。神奈川〜東京エリアで抜群の安定感を誇るのはやはりオリジナル3.5モエビカラー。もちろん千葉側でも釣れるのですが、神奈川東京エリアでの信頼度が高すぎです。

 

狙う水深は15〜18mくらい。ジグヘッドは40gを使用します。これは乗合船あるあるですが、ほとんどの東京湾の乗合船はエサ釣りと同船です。なのでルアーで狙う場合の多くはミヨシ(船首)で釣りをすることになります。

 

ミヨシは足場が高いです。キャスティングがしやすく釣りがしやすいイメージのミヨシですが、実はことマゴチ釣りではミヨシという釣り座をまず攻略しなくてはいけません。

 

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ミヨシで攻略しなくてはいけない一番の要素は風です。足場が高いのでラインがどうしても風を孕んでしまって、底取りが難しくなります。さらにガイド船と比べて餌の船は深い水深を攻めることが多いです。その為ガイド船で釣りをするよりも重いジグヘッドを必ず準備していくことをお勧めします。

 

さらに僕はジグヘッドにブレードを付けて抵抗感をつけることで釣りをしやすくするようにしています。ちょっと写真ではみづらいですが、全ての写真にブレードがついています。ブレードをつけることでルアーに抵抗感が生まれます。ラインが風をはらむとどうしてもノー感じになりがちです。それを解消するための抵抗としてブレードをつけることで釣りをしやすくしています。

 

ブレードはアピールという意味も確かにありますが、個人的には釣りをしやすくするための抵抗として非常に大きな役割を担ってくれています。特に乗合船に乗る方にブレードは非常におすすめです。

 

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ここからは4月下旬の釣果。この日は暖色系にヒットが固まりました。オリジナル3.5アカキン!!エリアは全く違いますが、僕の船でも暖色系が釣れ出した頃。不思議ですねー

 

ちなみに僕の休みは基本爆風のことが多いです(泣)ということでこの日もまぁまぁ爆風。風向き的に風裏になるポイントでやっていたので序盤は良かったのですが、だんだんと風向きが変わり最終的には風裏でもなんでもなくなりざっぶざぶ(汗)

 

通常はいつも通りのリトリーブ1〜2回転してストップしてテンションフォールでアクションをつけますが、こうザブザブしてしまうと着底がよくわからなくなります。波で船が上下しているため下がった時に着底するとラインが既に弛んでるので、トンとつくのを感じないんですよね。こういう時は、アクションをロッドでつけた方が釣りがしやすくなります。

 

なるべくロッドを水面に近くなるように構えて(下向き)風の影響を受けないようにします。着底した状態から下から横向きにチョンと引っ張って、そのままテンションフォール。リールを巻いて糸を張り直したら、またチョンと引っ張ってテンションフォールこの繰り返しです。

 

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強風時のポイントとなるのはラインを張り続けること。張り続けることによって、ルアーが今どこにあってどのような状態になっているかを把握することができます。釣りが成立しているってことです。この日はこのロッドアクションでのアクションに変えてからヒットが格段に増えました。

 

キャッチは4でしたが、明確なヒットは倍くらい。バラしが多いのは僕の反省点です。というのもバラすタイミングはいつも同じ。ロッドアクションをしてバイトからのフッキング(巻き合わせ)でファイトをスタートするのですが、ファイト中ネットランディングに持って行こうとする時にロッドを切り返した時にバレます。全部そうでした。切り返す時ってどうしてもリールを巻く手が止まるんですよね。これがバラシの原因です。

 

これは最近ガイド中でもそう思っているのですがファイトはゴリ巻き。首振ろうが走ろうが何があってもゴリ巻き。シーバスや青物のように魚の引きに合わせてファイトしないで、とにかくゴリ巻きで頭をこっちにむかせたままファイトすることでバラシを最小限に抑えることができます。リール巻くてを止めるとバレますので、とにかくファイトは巻く意識でやってみてください。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2022/06/05

ワイドも効く!ワイドツイン3.3 オレンジGF!!

 

乗合船だってもちろんワイドは必要不可欠。ただ一つ注意点が。それはワイドはオリジナルに比べて着底感が薄いということです。ワイドはその形状による浮力で、オリジナルに比べてテンションフォール時の距離が長くなります。これがワイドが釣れる一つの要因だと思っているのですが、デメリットというか相反する要素として着底感が薄くなるというデメリットがあります。

 

10m以内を攻めるガイド船ではその差は感じづらいです。しかし15m以上を攻め、さらに足場が高い乗合船では着底感の薄さをはっきりと感じてしまいます。そのため乗合船でワイドを使用する時は3.3インチがおすすめ、3.3インチならオリジナル3.5と変わらない使用感でワイドを使用できます。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2022/06/05

 

これが梅雨が明けて乗合船でも10m以内のシャローをやるようになったらワイド4でも全然問題なく使用することができます。さらに、15m以上の深場でも、少しジグヘッドの重さを重くすればこちらも問題なく使用できますので、30gで底が取れていたら40gにジグヘッドを変えて使用すると、使用感が変わらずワイド4を使用することができます。

 

ちなみに多くの場合は、ジグヘッドを重くしたからと言って当たりが減ることはありません。むしろ軽すぎる方が当たりが減る気がします。これは底が取れていたとしてもです。あまりフワフワした感じのアクションはマゴチは好きじゃない感じがします。ということでジグヘッドを重くするデメリットはあまりないかなと。

 

気になるのはキャストできるロッドの部分かと思います。正直ロッドスペックでロッドを選ぶとガチガチのオーバーパワーのロッドになりますので、ボートシーバスロッドなどの普通のロッドで、反発を使わず遠心力で飛ばすようにゆったりと投げるようにキャストしていただくしかないと思います。僕はtailwalk BOATGAMERSSD S76 BLACK&FLATというロッドを使っていますが、50gまでゆっくり投げて対応しています。

 

以上!今回は乗合船の釣りのポイントについてお伝えしました!参考にしてみてください!!

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