HIDEUP Blog 吉田秀雄

厳しいからこそ...

2009-11-19 11:52:29

どんどん寒くなってきました...

窓から見えるボートの数も少なくなってきました。

最近は、ネットである程度の情報を得られるので、今は釣れてるか、釣れてないかが大体の状況がわかる便利な世の中。

やってることはアナログですが、最近の技術進歩でバスフィッシングもデジタル化しました。

釣れてる時は頻繁にアップされるサイトも、釣れなくなったら全くアップされなくなったり...

今の琵琶湖はホント難しい状況なんだとよくわかります。

それでも一日やって釣れた1本が60オーバーだったりと琵琶湖は現実になる夢があります。

厳しい条件でも追い求めるバスフィッシャーマン。

でかいバスを釣ることだけが全てではないけど、厳しい条件でこそ1本の価値があって、大きな満足感と喜びにつながる。

釣れない状況の時は、自分との戦いになることが多い。

最終的には我慢になる。

釣りは我慢を味わうことではじめて何かを学べるものだと思います。






来年は...

2009-11-17 08:41:13

今日の琵琶湖は雨です。

この時期に入ると、一雨ごとに寒くなってきます。

気温も10度以下になる日が多くなってきました。

風邪を引きやすい時期です...

注意しましょうね。。。

バスもこの変化によって動きは大きく変わってくる。

今年の琵琶湖は50オーバーがよく出ました。

DSCN1860.jpg

ミックバスクラブの事務所に張ってある写真を見ても、今年は50オーバーがよく出たってことがよくわかります。

この写真の2倍以上もの50オーバーが出ている。

夢の60オーバーから70オーバーに変化した年。

もう60ちょいのサイズだと誰も驚かなくなってしまった時代になった。

今年の琵琶湖は、数が出なくても釣れたらでかいサイズということが多かった。

そして、例年になく南湖に大量のアユが入ってきたのもデカバスラッシュの要因かもしれません。

なんで今年に入って大量のアユが入ってきたのか?

10年以上前の琵琶湖、ちょうど琵琶湖大橋が2本になる前までは、南湖にも頻繁に大量のアユがコンスタントに入ってきていました。

何が変わって入ってきたのか?

勝手な想像だけど、下物の浚渫が終わったことが一番の要因ではないかと...

こんな例もある。

某レイクでは、浚渫がはじまる前にはかなり釣れていたのに、浚渫がはじまると次第に釣れなくなってきて、最終的には全く釣れなくなった...

まるで浚渫の濁りを避けるかののようにバスは流入河川にしかいなくなって、浚渫近くで釣れることはほんのたまにしかないほどが続いた。

数年後、浚渫は終了し翌年から大爆発。。。

琵琶湖も同じような現象になるかもしれない!?

琵琶湖の場合は、まだウィードがあるので水質をある程度浄化してくれるからマシかもしれない。

この水質変化によって来年はさらに南湖に魚が入りやすくなる可能性はあるはずです。

アユは上る川を探して動き回る。

水位の低い状態では上る河川もない...

したがってアユは砂地を目指して動き回ることになる。

アユの集まる最終的な場所は、河川であって、入れない河川でも砂地がある場所になる。

来年、今年みたいな現象があるかもしれない。

そんな状況になれば是非表層引きを試していただきたい。

この釣り方は、10年以上前に追求していた釣り方で、それを効率よく狙うために出来たのがスピッツでありスタッガーだった。

早い動きのスピッツ、スローなスタッガー。

この二つのルアーローテーションで狙っていく。

群れでベイトを追うバスが多くなってくることから、バス達に競争させないとデカバスは選んで釣れない。

早い動きでバスに競争させると、でかいバスが勝って食う確率がグンと上がる。

基本的にアユは北湖から南湖へ入ってくるので、北湖のアユの位置をしることは絶対不可欠になってくる。

この群れを追いかけることによって、どのタイミングに南湖に入るのかがわかる。

実際に今年も北湖でアユの位置を見ていて、少しづつ南へ行く姿が見れて、このタイミングなら明日がドンピシャリだと思って南湖シャローに入ったら大当たりだった。

それまで南湖のシャローは沈黙してたけどね。

今年はタイミングよく台風が来て、増水したタイミングでアユは川へ上がって消えた。

川へ上がれない状態が続くなら、沖でもアユボールパターンが成立したりする。

魚探で、目でアユの群れを追いかけて狙っていく。

地形が変化する場所とアユがリンクするタイミングを狙うことが大切。

そして、この釣り方はスピーディーにやればやるほど数が出る。

いかに食いが立ってる時にルアーを投げられるかがキーになる。

水面&水面直下での高速引きでは、ある程度水質がクリアーな場合だとサイズが選べる。

追ってくるバスの姿が見えることが多いので、追ってくるサイズが小さければ早く巻いて逃げるようにして食わさなければいい。

この動作こそ結構キモで、闘争心あるデカバスがいきなりでてくることが多々ある。

投げて巻くだけの単純作業です。

キャスト回数もハンパなく多くなってくるので、ルアーが回ることはトラブルの元になる。

南湖にアユが入らなくても北湖で狙える。

しかし北湖はシビアです。

クリアーなのでロングキャストは不可欠。

ルアーが回る、真っ直ぐ泳がない、不自然な動きをすることは集魚力があっても食うにはいたらないのが現実です。

来年が楽しみです。

この表層引きの世界を味わうと、今までのバスフィッシングの理論が大きく変わる人もいるほどです。

バスがあんなスピードで泳ぐなんて...って驚くことばかりです。







我慢できずに...

2009-11-14 22:37:38

今朝起きてゆっくり休む予定だったのに何か我慢できずに午前中だけ出勤。

昨日作ったサンプルの動きを見たいだけですが...w

何かヒントが出てくれば夢中になってしまう。

いいルアーが出来そうな予感。。。

午後は雨もやんだのでサッカー観戦へ。




テストで湖へ

2009-11-12 15:08:43

午後から2時間ほどテストするために湖へ。

昨日の大雨によって湖は濁っている状態。

こんなタイミングこそがテストには最適です。

悪条件でも釣れるか釣れないかを確認できます。

しかし、湖に出たものの水温は15度台。

思ったよりも濁りがきつく、水面にはゴミも浮いてる状態。

魚探には浮いてる映像が...

こんな状況になればシャッドが正解だろうな...って思うけど...

そこは我慢してテストテスト...

シャローをやってみるがワンバイトでただけで少し沖へ。

DSCN1778.jpg

結構サイズが大きいサンプル段階のルアーなんですが食ってきたのは...

でも、超嬉しいです!


DSCN1780.jpg

白川君には別のテストルアーを投げてもらって。

これも小さい...

でも、この状況で明確なバイトが出るだけでも大きな収穫です。

今日使ったサンプルもこの秋で一年経つ。

最初の頃とは大きく形も動きも変わってきた。

ほとんど最初の原型がないものもある。

自信を持って世に出せるルアーもあるけど、やはり自分は釣り人なので季節に応じてどんな釣り方が最適かを確認しないと気が済まない...

同じルアーを一年通して使うにしても、時期によって数釣りに適したり、サイズを選べたりするルアーに変化していく。

その後、すぐに岸に上がって修正を開始。

しばらくこんな日が続きそうです。




また失敗...

2009-11-10 11:56:38

ルアー作り...

うまくいくときは一発でできる...

でも...

そのほとんどが失敗の連続です...

毎日せっせと削って型とって...

DSCN1774.jpg

帰る間際は、いつもシリコンを流して帰る...

次の日、固まったシリコン型に流すのが楽しみ。

DSCN1775.jpg

思い通りにいくのか!?

形はお見せできないけど、このタイプはこれで8回目...

大幅に形を変更&微妙な変更を繰り返している。

昨年から続いているタイプなんです...

テストもしたけど普通に釣れる。

けど...これといったインパクトがない...

思い通りに作れたら使用頻度の高いアイテムになることは間違いないんだけど...

結局やり直しでしたが...w

細かい作業を続けるには、たまにはリフレッシュしないと気持ちがやられてしまう...

形や動きは、自分の頭に入ってるので誰かに頼むこともできないし...

他のアイテムも同時進行。

今年に入って○ピッツの改良版サンプルがいくつか出来上がっている。

目指すはさらなる飛距離。

文句ないほど飛距離が出るようになったし、飛距離を出すことによって釣果も上がった。

DSCN1776.jpg
一番上が通常の○ピッツ。
真ん中が改良版。
一番下が小さいサイズ。

見た目はほとんど変わらない。

小ささサイズでもかなり飛距離がでる。

今年、何年振りでしょうか?南湖にアユの群れが入って、こういった水面系の釣りが大爆発した。

南湖が駄目な場合は、北湖で組むことが多い釣り方です。

なぜ飛距離が必要なのかは、北湖の場合はクリアーなので絶対不可欠になる。

簡単に言えば南湖は雑でもいいけど、北湖は凄くアプローチも繊細。

バスの見切りも驚くほど早い。

何年も前から、この水面系を追求し出てきた答えがスタッガーであり○ピッツであった。

キャスト回数が増えるので、ワーム自体が余計な動きが出たり回転するようなワームではトラブルが出てくる。

○ピッツは、動きをおさえ回転しないように作ったワームだった。

単発のバスにはスローな水面直下引きが効果的。

複数いるバスに対しては、争わせるほどのスピードがないと選んでサイズが出てこない。

水面&水面直下の高速リトリーブは、自分自身で経験しないとわからない世界です。

バスが驚くべきスピードで追いかけてくる姿は、実際に見ないと理解できない世界です。

来年、この改良版の○ピッツを発売できるかどうか未定だけど、自分自身にとっては絶対必要なワームなので売れる売れない関係なく作りたいと思っている。





シリコンがなかなか固まらない季節に...w

2009-11-09 14:53:12

20091109132851.jpg

毎日ルアー作りに専念しています。

めちゃくちゃ釣れるルアーを!

そんな思いは当たり前ですが、作ることは簡単ではありません。

使っていただく方によってもフィールドの違い、状況、狙い、使い方など様々あります。

何に合わせるか?によってルアーを作っていくのかも大事なことです。

様々な条件でも使えるルアーなんて最高です。

でも、それだけでもダメなのがルアーです。

楽しみも必要だし、こんな条件ならこのルアーしかない!なんてのも必要です。

カユいところまで手が届くようなルアーも作りたいですね。

プレッシャーに強いルアーも欲しいし...

サイズが選べるルアーも欲しいし...

サイズ関係なく数が釣れるルアーも欲しいし...

新しいジャンルのルアーも作りたいし...

あれもこれも欲しいし作りたい...

寒くなるとシリコンが固まるのが遅くなります。

固まるまで別作業するけど待つのが辛いです...w

ようやく固まったシリコンに流してテスト。

良いか悪いか...

悪かったら修正の繰り返し。

良かったらテストして、さらに良くしていく。

ルアー自体が良くても駄目です。

フックサイズや使うロッドなどでも変わってくる。

クランクなんかは特に難しい。

グラスロッドの普及率は高そうで低いのが現状。

引き心地が強くても、グラスロッドだとそうは感じないクランクもあったりする。

様々な条件を考えてクリアーした物だけが販売ってことになる。

使っていただく方々に喜んでいただけるルアーをいっぱい作っていきたいです!