原点へ
長年に渡って使われ続けている定番スタッガーオリジナルシリーズ。
発売当時にはこの手の大きなワームに合うフックはなかなか存在していなかった。
フックメーカーにこんなルアーを作るってことを説明し、日本のフックメーカーからも巨大フックがスタッガーと同時に誕生した。
スタッガーオリジナル(当時はブルーザーの名前)の出現によって、ルアーメーカーのワームが巨大化していくきっかけにもなった。
バスフィッシング界に大きな影響を与えたルアーの一つと言えるだろう。
当時の使い方はノーシンカー中心。
スタッガーオリジナルは水面&水面直下で日々テストを繰り返し、追いかけてくるバスの反応を目で確かめながら追求したもの。
この手のルアーには決定的なキモがある。
これは実際に追求していかないとわからないキモだ。
ボディを大きくしたり動きを派手にすると集魚力はアップする。しかし食わない率が高まる。
ボディを小さくして動きを小さくすると集魚力はダウンする。しかし食う率はアップする。
まず問題なのはこの集魚力。
複数のバスが追いかけてきて争うように競い合って食い合う場面は、水面&水面直下で見える釣り方においては凄く興奮する場面。
そんな場面よりももっと大事なのは、ルアーとバスが一対一の時の食う率。
集魚力と食わせのバランスがとても重要なことになってくるのが水面&水面直下系ルアーなのだ。
形や動き波動の大きさや波動を出す位置などを追求。
キモとなることは書けないけど、これがあるとないとでは決定的に違ってくる。
スコーンが流行ってから様々なシャッドテールワームが出現した。
それらのルアー達と何が決定的に違うかは、スタッガーオリジナルは元々は水面&水面直下からスタートしたことだ。
単純に見える位置で純粋にバスに対しての集魚力&食わせを追求したスタッガーは、水中で見えないレンジでもその集魚力&食わせの力は変わらない。
スコーンが注目される中だけど、昔を振り返ってみると3月上旬からの琵琶湖はスタッガーオリジナルのノーシンカーがド定番だった。
カネカワンドのシャローなどでスタッガーで毎年60オーバーを誰かが手にしていた。
ビッグベイトでは攻めきれないブッシュでも、ウィードレス効果の高いスタッガーは奥の奥まで攻めきれる。
幅広い応用性を持つスタッガーは全国各地の野池やリザーバーなどでも活躍する。
スタッガーはノーシンカーで巻いても落としても使える。
他にはテキサス、キャロ、スコーン、最近ではスタッガーオリジナル5インチ、6インチでもダウンショットで想像以上の釣果が出ている。
ノーシンカーでも圧倒的な釣果が望めるのがスタッガーオリジナル。
スタッガーオリジナルのテールには小さな穴が空いています。
当時に別売りしていたラトルを挿入する穴が今でも空いています。
残念ながら現在ラトルは発売していませんが…
他メーカーのラトルを入れるのも手です。
入れるとどうなるかと言うと、振りが大きくなります。
ラトル音が嫌なら、穴に合う棒などを入れても代用になります。
ちょっとしたことで動きが目でわかるほど変わります。
もちろんその変化でバスの反応も変わってきます。
特にノーシンカーで使用する場合はこの小細工試して下さい。。。
シャッドテールワームの元祖スタッガーオリジナル。
時代は変わっていくけどバスは昔と変わらない。
物が溢れる時代…
ルアーは魚を釣るための道具だってことを忘れてはいけない…
原点に戻る…