バスフィッシングでは、いまや欠かすことのできないタックルの一つ。タングステンシンカー。比重の高さ、感度の良さ、環境面への配慮からも今では当たり前になりましたね。
今年、早春の3.5~レンジ、ハードボトムだけを狙ったショートリーダーでのスタッガー3インチを使ったヘビダンリアクション。これもタングステンシンカーの感度の良さも重要でした。 ご存知の方も多いかと思います。「レアメタル」 そのまま希少金属類の意であり、合計31種の総称ですね。そしてつまり有限だということです。確か2006年ぐらいからメーカー各社も値上げに踏みきったはずです。 これもいろいろな理由がありますが、最大の理由は中国一国に供給を依存していることにあります。しかしバス釣りでの、その使用目的を考えると我々釣り人も購入せざるをえませんね・・(苦笑) 今この減産、減産て時代の世界恐慌が吹き荒れる中でも、すでに僕たちの毎日の生活はこのレアメタルなしでは成立しておりません。 そして、その中でも釣り人にはレアメタルと聞いて最初にピンとくるのがタングステンかと思います。実は、その特性から最大の用途は超硬工具やハイスピード鋼といった工具です。
これなんだかわかりますか?別に怪しい粉ではありませんので・・・。これもタングステン。単純にいえば、鉱石→精鉱→中間製品→最終製品といった工程なんですが、どんなDNAをもたせるか使用目的を決めるその一歩前の段階ですね。
先ほど他国に依存していると書きましたが、地域的な偏在性が高いため供給能力や供給国の政治事情により供給障害が生じることからタングステンも国家備蓄されるその一種です。 他にもちょっこっとだけ紹介しますと、 これはチタン。
これはもう有名ですね。ゴルフクラブにも使われていて。軽く、硬く、対候性を求めるとこれに変わる材料はありません。これについては残存量も比較的多いためメジャーメタルになる可能性は高いといわれていましたがどうでしょう。 次にマンガン。
製鉄業界では欠かせない素材です。身近なところでは乾電池やアルミ飲料缶、そして私たち人間の人体、骨の形成や代謝に関係する必須元素なんです。 次にバナジウム。
ご存知の方も多いかも?しれません。ここ数年でコンビ二などでも売られているバナジウム水。これは人体内の血糖値を下げる性質をもっているからなんです。そして鋼や合金に添加することで抗張力なども高めることから航空機やロケットにも使用されます。 次はインジウム。
これも身近では液晶テレビやプラズマテレビ、携帯電話などにも使用されキーマテリアルです。 インジウムの世界の資源量が約2万トン。年間に約1000トンの需要量があるんで単純計算だとあと20年しかもたない。今の市況を考えると・・ですが、つい最近までは奪い合いでした。 ざっくりとこんな感じですが、他はモリブデンとかニッケル、コバルトが有名かな。 今年もあと二日。といっても他のことで頭がいっぱいなので今年は実感がありません(笑)