スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!マゴチの習性から見るワイドの有効性!
ワイドでマゴチが釣れる理由!!
まずはスパイラルフォールでのフォール中のアピール力!これはワイドにしかない唯一無二のアピール方法です!!
→スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!スパイラルフォールって!?
左がワイド4ツインで、右がオリジナル3.5インチです。オリジナル3.5の座りが悪く斜めになってしまうので、頭の高さで見てほしいのですが、高さは全く一緒です。つまり人間からの見た目よりも魚からはそこまで大きく見えていないのではと考えています。(スイミング時は)
ではワイド4のスイミングの何がマゴチに効くのか。それは、他のワームには真似できないテンションフォール時の横移動の距離の長さがマゴチに効いているのだと思っています。
前回のログで、マゴチはルアーを横から見ている説をお伝えさせていただきました。
→スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!の前にマゴチってルアーをどこから見てる?
加えて、もう一つマゴチの習性というか仕組みとして感じているのは、ボトムべったりのエサは食べずらそうという事です。
口の形を見ていただくと、下あごが出ていることがわかります。これは、自分よりも上の位置にいるエサを捕食しやすい形です。ですので、マゴチは自分よりも少し上で、かつ上すぎるエサは追わない言う習性から、上過ぎないレンジというのが捕食ゾーンという事になります。
このマゴチの捕食ゾーンを効率的に攻めるのが、スイミングでありいつもお伝えしているワイドのリフト&フォールなのです。
こう考えると、マゴチより少し上の一定層を引き続けるのが一番効果的な気がしてきますが、これは僕は違うと思っています。(ズル引きについてはまた違う理論があるのでそれについてはまた今度)
エサがボトムに向かう動作、つまりアクションでいうとテンションフォールの動きが非常に大事だと考えています。というのも、先ほどボトムにいるエサは食べづらそうと書きましたが、エサとなるベイトもこれを知っているはずです。つまり、マゴチより下にいれば見つからないし食べられない。
この動画を見ると、マゴチは頭を少し上に向けて止まっているのがわかります。これが上から横にかけてマゴチが視野を確保している状態だと思います。この状態で底べったりにエサが着くと見つかりずらいし食べずらそうです。
だから、テンションフォールの動きが効くのだと思います。ボトムに向かっているルアーを、ボトムに着いては困るマゴチが慌てて捕食行動に出るのではないのかと思っています。もしくはエサが浮いているタイミング(アクションでいうとリフト時)は、自分がエサを食えるタイミングであり、チャンスであることもマゴチもまた知っている。
フリーフォールではなくテンションフォールが効くのは、エビやハゼなどのエサがボトムに向かう動作を演出できるからと、(アクション時の)フリーフォールでは食う間が少なすぎるからテンションフォールが効くのではないかと思っています。
ここで、やっとワイドの良さが出てきます。ワイドはほかのワームに比べて、テンションフォール時のボトムに着くまでの時間が長いのです。
これはおそらく、ワイドの幅広形状が水の抵抗を受けて、紙飛行機のように横移動距離が普通のワームに比べて伸びているのではないかと思います。ワーム自体の浮力も手伝っているでしょうが、同じウェイトのジグヘッドで操作すると明らかにテンションフォールの時間が長いです。
横移動の距離が延びるという事はどういうことかというと、マゴチの捕食するタイミングを長くとれるという事です。長く取れればもちろんバイトチャンスも格段に増えます。
これを普通のワームで実現しようとすると、ワームを高く上げるしかありません。高くあげる為には、ジグヘッドを軽くしなくてはならない。すると着底感が鈍り、釣りが難しくなる。つまり、ワイドの形状が生み出すテンションフォール時の移動距離の延長は、実はすごく難しいことで他のワームに決してまねのできないアクションなのです。
マゴチの習性から見る、ワイドのスイミングの有効性について書いてみました。本当にワイドは、マゴチに向いているルアーだと思います!!先入観や固定概念を捨てて是非マゴチにワイド使ってみてください!絶対マゴチ釣りの武器になるはずです!!