HIDEUP Blog 須江一樹

鋭意開発中!固定重心式ヘビーシンキングミノー HUミノー111SS(仮)

2021-12-25 20:52:04

いつの間にか、本当にいつの間にか今年も残すところあと1週間足らずです。年々加熱するシーバスハイシーズンに忙殺され、さらに不安定すぎる今年の魚の動きに毎日翻弄され、気づけばもう今年も終わりに。早いものです。今年以上にいっぱいいっぱいな年もありませんでした汗

 

という事でちょっと時間差ではありますが、今ハイシーズン色々やってた事をお伝えしていこうかなと思います。お客さま釣果も含めて。

まず、何個かある開発中のルアーについて。一つ目はHUミノー111SS(仮)です。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2021/12/25

見た目はHUミノー111Sと全く同じ。でも中身が全く違います。

HUミノー111Sはマグネット固定式の重心移動システムを採用したミノーでしたが、HUミノー111SSは固定式ウェイトのヘビーシンキングミノーです。

 

固定重心式のヘビーシンキングミノーは青物狙いによく使用されていますが、僕としてはどんどん増えている東京湾の青物に対して固定重心式のミノーが必要だと思い、開発をリクエストしました。

 

現在のウェイトは約33g。111Sは18.5gですので、14g以上重いということになります。

 

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基本的な使用用途というものは、青物狙いのナブラ打ちやボイル打ち、ベイトボール撃ちが主戦場となります。陸っぱりでは飛距離を稼ぐためのミノーとしても有効です。また、重くすることで飛ぶことはもちろん、沈むという部分でもメリットがあります。

 

沈む、つまりフォールですが、111Sに続きフォールアクションにもこだわりました。着水から数十センチ程度はレベルシンキングやシミーフォールと呼ばれる、水平ヒラヒラフォールで魚を誘います。短い距離ですが、表層を意識している魚にとっては十分な距離です。数十センチを過ぎるとお尻から落ちる高速フォールに切り替わります。高速フォールすることで水深10m未満であれば、ボトムを取ることもできます。

 

 

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泳ぎはワイドなウォブリングとロールが合わさったような動きで、HUミノー111S譲りの巻くだけで釣れるハイアピールアクションです。こだわったのは泳ぎはもちろんですが、リトリーブスピードです。今年東京湾の青物釣りを席巻したのは超早まき。この長早まきでも動きが破綻することなく、かつ水面から飛び出さないように巻けるようにこだわりました。

 

逆にスローに巻けるという部分にもこだわりました。青物狙いは基本早まき中心の釣りになりますが、スローに巻けることによりシーバスをターゲットとすることが出来ます。実はヘビーシンキングミノーだからこそ狙える深いレンジをミノーでスローに巻くことでシーバスが連発するというパターンが存在します。それに使いたいがためにスロー巻きにも対応させてあります。

 

 hideup 須江一樹 ブログ写真 2021/12/25

また、これは元々ですがHUミノー111は3フックシステムです。ヘビーシンキングミノーで3フックを採用しているミノーは中々ないと思いますので、特に1匹の価値が非常に高い東京湾などのフィールドでは、バラしにくく重宝すると思います。

 

と、簡単ではありますが現在開発中のHUミノー111SSの特徴をお伝えさせて頂きました。正直、「重くすればどうにかなるでしょ」くらいに考えていた自分の浅はかさを呪うほどに難しかったHUミノー111SS。まだ発売ではありませんが、実は随分前から開発は進んでおり、やっとここまで来たという感じです。

 

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2021/12/25

 

来年の青物釣りで火を噴いてほしいと願いながら、来年の青物釣りに間に合うように準備中ですので、しばしお待ちください。東京湾青物釣りとシーバスに必需品になること間違いなしなルアーに仕上がってます!お楽しみに!!